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【新米高すぎる】 スーパー在庫が減らない本当の原因|消費者が買わない理由とは?

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農林水産省の発表によると、スーパーのコメ価格がついに5kg=4,316円へ到達し、過去最高値を更新した。本来なら新米が最も動く時期だが、価格は上げ止まらず、消費者は古米を選ぶ状況に――。

「農協の吊り上げは異常だった」
これは千葉県「向後米穀」の向後雅秀代表が語った、米価暴騰の核心だ。

この記事では、向後代表の証言を軸に、米価高騰と失速の真相、そして進次郎前大臣への“現場の本音”までを深掘りする。

2024〜2025年 コメ価格の推移(グラフィック表)

時期 価格 特徴
2024年5月 4,285円 前年最高値
2025年11月 4,316円 過去最高値更新

農協による“異常な吊り上げ”とは何だったのか

向後代表はこう証言する。

・農協は「60kg=29,800円」でスタート
・その後、まさかの+2,000円
・民間業者は対抗して30,000円超で仕入れ

これが市場の基準価格を押し上げ、全国の小売価格に影響した。

農協と民間業者の仕入れ比較

主体 開始価格 上げ後 影響
農協 29,800円 31,800円前後 基準価格の上昇
民間業者 30,000円〜 追随 争奪戦加速

新米の失速―「動かない新米」とだぶつく在庫

夏に旺盛だった需要は秋に一変。新米が高すぎて消費者が手を伸ばさなくなった。

新米が売れない理由ランキング(体感比率)

順位 理由 比率
1位 高すぎる 55%
2位 古米との価格差 25%
3位 備蓄米放出 15%

進次郎前大臣への“現場の本音”

・備蓄米放出が遅れた
・農協の動きを止められなかった
・市場の混乱を長引かせた

政府対応の問題点(業者視点)

項目 内容 影響
判断の遅れ 放出が遅れた 価格暴騰
情報不足 現場と乖離 混乱継続

米価格問題は「終わり」ではなく「始まり」だ

米価の暴騰は、政府批判や農協批判で片づけられる単純な問題ではない。
人口減少・農家の高齢化・高コスト化――構造的な問題の“序章”にすぎないからだ。

向後代表の証言は、
「この国で米がどう扱われるべきか」
を考え直すきっかけになると感じた。

 

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